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Latcho Drom

ライブ、舞台、旅行のログ。K-POP、洋楽、宝塚多め。ネタバレします。

1789~バスティーユの恋人たち~ @ 帝国劇場 その2 マリー・アントワネット

 今更だけどかなり細かくネタバレするよ。

 ロナンとオランプは私が見た限り覚えてる限りでは演出や歌い方がプレビューからそこまで変化がなかったように思うのだが(本人の歌唱力や他の相手と組む時のお芝居には多少違いがあったけど)、他のキャストは結構コロコロ変わった気がする。そりゃ主人公だからそんなに変わらないか。


マリー・アントワネット花總まり(4)/凰稀かなめ(3)
 宝塚版を見ている人なら誰もが思ったであろうあの登場シーンの差。宝塚の舞台装置と衣装の凄さを改めて実感した。登場の時にてんとう虫のラマールちゃん(♀・4/29マチネでしか聞けなかった\性別はメスです(カマ声・聞き間違えてたらオスかもしれない)/はなぜやめてしまったのだろうか)が「ご登場だァァ!」とダミ声がかかることで華やかさに生々しさが加わってより痛快だった。坂元ラマール様加わるとだいたい痛快。

 花總アントワネットのプレビューは正直歌い方が以下略。二人ともプレビューではスタッカートが強すぎて、なんでそういう歌い方にしたのか疑問だったのだけど(もしかしたらフランス語の語感を意識したのかもしれない)、1週間後観たときは普通の歌い方になっていたから早々に修正したようだ。花總アントワネットは2度目まで20日近くあいてしまったからどこでどう変化したのかご本人に聞きたいくらいなのだが、さすがお花様だった。\わたしフランスの王妃なのよ/というセリフがあそこまで似合う日本人もおるまい。プレビューではなかった『全てを賭けて』中盤での\アーハッハッハッ!/という盛大な笑い声や「お願いなんとかして~♪」\ポリニャックゥゥゥ/のあざとさには、平民との違いを見せつけられたわ(笑)
 あの高らかな笑い声もそうだが広瀬フェルゼンに対して「もう私のことを愛していないんだわァァァアアア!!」と嘆くシーンも凰稀アントワネット・に比べると豪快といったら失礼だけどややそう感じたし、それが最後では処刑前の衣装にまで落ちるわけだから2時間半での心情のふり幅はさぞ大変だったろうなあと思う。特に5/13マイ千秋楽ではまさかの舞台トラブルがありルイ・ジョセフが亡くなった悲しみを空いた時間ずっと維持していたお花様の凄さよ。

 凰稀アントワネットは最初の一声を聴くまでどうなるのどうなるのかとそわそわしてたけど、なんてことはない本来の凰稀かなめさんであろう乙女ボイス全開だった(笑)。広瀬フェルゼンとのデュエットは曲自体とんでもなく難しいからよくこれを選曲したなと思ったけど、フェルゼンを想う超恋する女の子凰稀アントワネットの儚げなお姿はお綺麗でした。なのにポスターあんなにオカ以下略。
 お花様のアントワネットは政治にも首突っ込みそうな節があったというか、冒頭ネッケルに苦言されているときにポリニャック夫人と\まあ!このお方信じられない!/みたいに反応してるのだけど、凰稀アントワネットはネッケルの言うことなど全く興味がなさそうに爪いじりしててずいぶんと違うアントワネットだった。後半との差をつけるには他のことには興味なんてないわって凰稀アントワネットのほうが好きだった。それにしてもポリニャック夫人を演じた飯野さんはさぞ難しかったことだろうな…。

 ちなみにマリーのラストシーン、フランス版は実際堕ちる、宝塚版では処刑を暗示するだけ、そして東宝版ではエンディングで処刑前衣装を着せたあたり東宝版はフランス版に近づけたかったのかな。個人的には実際の時系列には沿わないけど身包み剥がされて堕ちるフランス版が一番好き。

つづく。